読売新聞社は、今年で100年を迎えた朝刊「くらし家庭面」の人気コーナー「人生案内」をPRする第2弾として、新しいポスターを2種類製作しました。首都圏・関西の車内広告や東京メトロ主要駅の電飾看板などを10月から掲示していきます。
完成した新しいポスターは、男女それぞれの悩みを集めた「女のためいき」編と、「男の生きざま」編の2種類です。「女のためいき」編では、「稼ぎ悪い夫持つより嫁入り前に仕事持つべきか」(大正7年)、「妻が働くのは夫の恥?」(昭和9年)、「男の生きざま」編からは、「長男の重荷 親の扶養義務に疑問を」(昭和27年)といった、世相を反映した悩みを紹介しています。
◆妻が働くのは夫の恥? 昭和9年(1934)年2月28日掲載
春にもポスターを製作して第1弾のPRキャンペーンを行いましたが、その際、「ポスターに掲載された相談への回答を知りたい」という声が多数寄せられたため、9月からはサイト「ヨミウリ・オンライン(YOL)」の「大手小町」(http://www.yomiuri.co.jp/komachi/kurashi/)で、紙面掲載した当時の回答を紹介し、反響にお応えしています。ぜひご覧ください。
読売新聞で「人生案内」の前身である「身の上相談」が始まったのは1914年(大正3年)5月2日です。100周年の今年は、3月にテレビCMを製作。5月には「悩み100年」を共通テーマに、100年の歴史の中から象徴的な見出しを集めた「嗚呼、人生」編と、青少年の悩みに特化した「ガンバレ、青春」編の2種類を製作して、首都圏や札幌、名古屋の地下鉄などでPRしました。
イラストを担当しておられる伊野孝行様のホームページはそれぞれ以下になります。第1弾編です。
◆接吻され汚れた私、結婚の資格あるか 大正3年(1914年)
◆退学がこわい パチンコ覚えた高校生 昭和29年(1954年)