読売新聞は11月2日、創刊140周年を迎えました。
江戸時代の「読みながら売る」かわら版から命名された読売新聞は、1874年(明治7年)11月2日に創刊号が発行されました。明治、大正、昭和、平成の4代にわたる激動の時代を読者とともに歩み、関東大震災や戦災による本社焼失などの困難を乗り越えながら、歴史を紙面に刻んできました。
読売新聞は地域に根ざした販売網を築くとともに、公正な報道と明快な主張で読者の支持を集めてきました。3次にわたる憲法改正試案や年金改革提言、東日本大震災を受けた震災復興緊急提言など、現実的で説得力ある提言報道を展開する一方、2011年には、主に小学生を対象にした「読売KODOMO新聞」を発行。11月7日には、10代向けの「読売中高生新聞」を創刊し、幅広い読者に多彩な情報を届ける体制が整います。
創刊時、約200部だった読売新聞の部数は、日本ABC協会(新聞雑誌部数公査機構)の報告で、今年9月現在、世界最大の924万2614部(朝刊)となっています。急速に情報化が進む中、今年1月には、東京・大手町に大型ホールも備えた地上33階の読売新聞ビルが開業しました。読売新聞グループは、新聞を中心に「総合メディア集団」として多角的な情報発信に努め、さらなる発展を目指します。