打線爆発前半で7点
滋賀学園ナイン、初の夢舞台へ――。第91回全国高校野球選手権滋賀大会は29日、大津市の皇子山球場で決勝が行われ、滋賀学園が3連覇を狙う近江を7―1で下し、創部11年目にして初の甲子園出場を決めた。
近 江 000000001|1
滋賀学園 10150000X|7
滋賀学園は初回一死一、二塁、稲垣の二塁打で1点を先制。三回にも一死二塁から稲垣が左前打を放ち、左翼手が処理を誤る間に2点目を挙げた。四回には、先頭・中邑の右中間二塁打をきっかけに打線が爆発し、打者9人の猛攻で一挙5点を追加した。投げては、主戦棚上が12安打を浴びながらも、持ち前の制球力を生かした投球で、9回を1失点に抑えた。
近江は、毎回安打を放ちながらも、4併殺を喫するなど相手の好守に阻まれた。守備も6失策と乱れて地力を発揮できず、11回目の甲子園出場を逃した。
(2009年7月30日 読売新聞)