◆第40回記念全国春季大会滋賀県支部予選 ▽中学生の部・決勝 大津瀬田レイカーズボーイズ2―4滋賀ボーイズ栗東(13、14日・甲賀市民スタジアムほか)滋賀ボーイズ栗東が粘る大津瀬田レイカーズボーイズを破り、2年連続4回目の春切符を手にした。
同点で迎えた7回、準決勝で全得点を叩き出した先頭・北山がヒットを放って重苦しいムードに風穴をあけた。一時は不振を極めた北山は「オフに一番頑張った選手」(上月監督)。四球と暴投で2死二、三塁と好機を広げ、ここで1年生の5番・藤原が右中間二塁打して勝負を決めた。
殊勲の藤原は「今日は打てずに先輩に迷惑をかけていた。意地でも打ちたかった」と笑顔。直球と変化球の緩急で最後までペースを崩さなかった先発・加藤は喜びのナインに囲まれ「最高にうれしいです。昨年と違い今年は自分たちの力で行ける」と胸を張った。
本大会の初戦は武蔵狭山ボーイズ。「どんなチームでも全力でぶつかる」。ナインは帽子のつばに「全国制覇」と書き込んで、決意を新たにしていた。