第31回県読売旗争奪小学生軟式野球大会(県軟式野球連盟、読売新聞大阪本社主催、県教委など後援、県青年読売会など協賛)は21日、大津市の皇子山球場で準決勝、決勝が行われた。決勝では浅井西スポーツ少年団が、6連覇を目指した多賀少年野球クラブを5―3で下し、初優勝を決めた。
浅井西は四回、先頭三田の三塁打を足がかりに1点を先制。五回にも四球などで1点を加えた。同点とされ、無死満塁から始まる特別ルールの延長八回、清水の走者一掃の右中間二塁打で3点を挙げ、逃げ切った。多賀は継投でピンチをしのぎ、六回に追いつくなど粘ったが、及ばなかった。
浅井西の奥村英樹監督(44)は「追いつかれてもあきらめなかったのが勝因。初優勝は子どもたちが頑張ったごほうび」と話し、井上優希主将(12)は「決勝でも練習通りのことが出来た。初優勝なので、とてもうれしい」と笑顔を見せた。
(2012年10月22日 読売新聞)